2026-01

オリジナルストーリー

夕闇に消えた友達

私の祖父から聞いた話。昭和40年代、小学校低学年だった祖父の家の周囲には、空き地やら雑木林がたくさん点在していた。そのなかでもすこし大きめの雑木林には、ある噂があった。昭和初期の頃、そこで女性が自ら命を絶った。それ以来、女性の霊が雑木林内を...
オリジナルストーリー

姉の声

私が小学4年生の時の話。両親が田舎の法事に出席するので、当時高校生の姉・優子が夕食を作る事になった。夕方、居間でテレビを見ていると、庭から、ザク、ザク──と、玉砂利を踏む足音がし、「優子だよ、開けて」と、姉の声がした。見ていたのは私の大好き...
オリジナルストーリー

最終バス

私が数年前まで自動車工場勤務をしていました。ある日、トラブルが重なって対応に追われ、ずいぶん遅くまで残業しました。作業を終えて、職場を出たのは夜11時を過ぎていました。最寄りのバス停留所から乗ったのは最終便のバスで、乗客は私のほかには三人い...