不思議な話

オリジナルストーリー

月下の道しるべ

中学二年になって間もないある日の下校中。家の近所の住宅街に入ってしばらく歩いた十字路の真ん中に、幼稚園くらいの男の子が立っていた。見てすぐにわかった、(この子、生きた人間じゃない)と。私は幼いころから、この世のものでない存在を視たり感じたり...
オリジナルストーリー

落ちてくる男

俺(水瀬優弥)が高校一年生の時の話。そろそろ高校生活にも慣れてきた、初夏に入った日の通学途中。なんとなく気になって見上げると、ビルの屋上に人影が立っていた。思わず立ち止まり、後ろから歩いてきたサラリーマンがぶつかりそうになって、舌打ちをしな...
オリジナルストーリー

回廊の家

俺(南川圭介)は売れない物書きだ。一応ホラー作家だが、それだけでは食えないので別ペンネームで官能小説を書いたり、一文字一円からの副業webライター、月の支払いが苦しいときには派遣や日雇いのバイトとなんでもこなす。そんなだから、三十歳になって...
不思議なお話

赤い服の女の子

私が小学4年生の時の話の話です。その日は宿題が多く、夕ご飯の後も引き続き、自室で机に向かっていました。満腹のためか睡魔が襲ってきて、いつの間にかウトウトしていたのです。私は夢の中でも宿題をしていました、ただし学校の教室、授業中です。早くやら...
不思議なお話

柱の焦げ跡

これも私が三歳の頃の記憶です。朝、起きると母親に、「昨日の晩、そこで火事があったんだよ」と言われたのです。そこ、と指を差した所に部屋の柱があり、小さく焦げた跡のようなものがあったので、昨夜、この柱から火が出て、消防士の人が消しに来たんだ、と...
不思議なお話

瞬間移動する蛍光管

これも私が三歳ぐらいのお話なので、キラキラしたものを見ていたときと同時期になります。これは夜や、昼寝などで、布団に入って横たわっている時に、時折見えたものです。形は角丸長方形にふたつの足(?)が、ついていて、それが細長い、今で言うLEDライ...
不思議なお話

部屋の隅に現れるキラキラしたもの

私が三歳ぐらいのお話です。その頃両親と三人で、長屋のようなアパートで暮らしていました。部屋は六畳の和室が二つ、あとは小さなキッチンとトイレ風呂があるだけという質素な間取りでした。一つがご飯を食べる部屋、そしてもう一つがテレビを観たり三人で寝...